コットンパンツ(センタープレスあり) ハンガーアイロンのかけ方
「家庭で出来るアイロンのかけ方」をする前と後の写真をご覧ください。
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プライベートでもお仕事でも活躍するコットンパンツです。
コットンパンツにも色々あってチノパンやカーゴパンツなどもコットンパンツに該当しますが今回はオーソドックスなコットンパンツを選んでみました。
素材は綿72%、レーヨン25%、ポリウレタン3%。
デザインとしてはセンタープレス(クリーズライン)入りです。
線無しもカジュアルな雰囲気でかっこいいですが、線が一本ビシっと入るとまたバッチリ決まったかっこ良さが出ますよね。
センタープレスが無い場合でしたらハンガーアイロンでキレイに仕上げられるのですが、センタープレス部分はどうしてもアイロンでしっかりプレスしなければいけません。
スチームアイロンは柔らかく仕上げるため、硬く固めなければいけないセンタープレスとは間逆の仕上げになってしまいます。
そのため今回は最後にセンタープレス部分だけアイロンでしっかりと押します。
もともとクリーズラインが残っているのであればその部分をアイロンで押えていくので慣れてくればそこまで難しくはありません。
やったことの無い方も是非トライしてみてください。
それではハンガーアイロンの際のポイントです。
・まず内股、外脇部分から攻めていくので正面吊りではなくスラックス吊りにします。ウエスト部分はピンと張れた状態で前後対象でゆがみのないようにハンガーに掛けてください。
・アイロンを持っていない方の手をしっかりうまく使って生地が張れている面をなるだけ多く作りましょう。綿素材は張れていない状態で蒸気を当ててもあまりシワは伸びません。
・股下から上の部分は脇・後ポケットなどを手でつまみ上げながら出来るだけ生地が張れるようにします。ただ蒸気は上に昇って来ますので火傷をしないように注意してください。
・センタープレスはまず裾の部分の脇の接ぎ目を内側・外側とピッタリと合わせます。ただしセンタープレスラインが元々ずれている場合は付いているラインを重視してください。
・綿素材と他素材との混合の場合はアタリが非常に出やすいです。しっかり当て布をしましょう。
それでは下の動画を参考にしてください。
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メディア掲載
「マイナビ 進路のミカタ」にて縫製チーフのインタビュー記事が掲載されました!
アイロンプレス業務に関して
平成29年11月20日にて「 仕上げアイロンプレスのみのご依頼」に関して一旦業務を休業させて頂きます。
ご迷惑お掛けして大変申し訳ありません。
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